長距離飛行の世界記録を樹立


神風号  1937-
かみかぜごう

朝日新聞社は、1937年にイギリス国王ジョージ6世の戴冠式を記念して、東京-ロンドン間の親善飛行を企画しました。このような長距離飛行は、使用する機体によってほとんど結果が決まってしまうため、朝日新聞社では陸軍が遠距離高速偵察機として三菱重工に試作させたばかりの機体を使用できないかと、陸軍に願い出ました。無事陸軍からの許可もおり、長距離飛行へ向けての準備が着々と進められました。
特に長距離飛行において重要なのはエンジンです。この機体に搭載されているエンジンは、富士重工の前身である中島飛行機製の「寿三型改」であったと言われており、当時としては高性能で高い信頼性を誇っていました。搭乗員は、朝日新聞社 航空部員の飯沼正明操縦士と塚越賢爾機関士が選ばれ、1937年4月1日羽田飛行場において、神風号と命名され出発式が行われました。
そして4月6日午前2時12分に立川飛行場を出発し、各国を経由しならが目的地のロンドンに着陸しました。外国の著名な飛行機が失敗した難コースを欧亜連絡飛行94時間17分57秒という国際記録を打ち立てての成功に、それまで日本の航空機技術をあまり知らなかった世界中の人々へ大きな衝撃を与えました。


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 立川飛行場出発          台北(1泊)            バクダッド(1泊)          ロンドン到着


当時の記録
飛行時間 94時間17分56秒(国際記録)
飛行距離 15,357km
飛行速度 約476km
高   度 約4,500m



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